先日当方ブログのエントリでも触れた「日本版PHR」報告書が、経産省サイトにアップされた。このページの「個人が健康情報を管理・活用する時代に向けて」がそれである。ご案内いただいた経産省の渡辺さんのメールには、「よろしければご一読いただき、またブログで酷評wいただければと存じます。」とあった。(笑)
渡辺さん、ありがとうございました。しかし、うーむ、そんなに「酷評」したのか?。ガマン強い人や。あんまり褒めていなかったのも事実だが、「経産省がPHRに取り組むと、こうならざるを得ないだろう」とは当方も思っていた。情報システムや周辺健康サービスという観点から見ると、PHRはたしかに経産省マターかもしれないが、医療とのかかわりでの産業振興ということでは、むしろ「医工連携」などのほうがふさわしいテーマかも知れない。
「医工連携」と言えば以前、某九州方面から「ロボットと医療」というテーマでプロジェクト企画を仰せつかったことを思い出した。結局はフェードアウトの憂き目にあったが、今にして思えば「モノ作り日本」の強みを活かせるテーマだったのかもしれない。また「医師不足日本」の危機を解決するうえで、将来、手術ロボット、診察ロボット、介護ロボットなどの開発は欠かせないだろう。ロボット分野での日本の競争優位を生かし、世界市場を制覇することも夢ではない。
三宅 啓 INITIATIVE INC.