直接、闘病記やTOBYOに関係はしませんが、今後、医療とWebの周辺で注目すべきデータをこのブログで取り上げて行きたいと考えています。
まず第一回目はEHR(Electronic Health Record)の各国普及状態を取り上げました。
EHR国際比較
昨年秋、米国コモンウエルス・ファンドとハリス・インタラクティブが発表した「プライマリケアについての国際調査」によると、プライマリケアを担うかかりつけ医のEHR普及状態は、オランダ98%をトップに、二位ニュージーランド92%。それに対しアメリカとカナダは28%、23%とかなり低い普及状態にあることがわかった。今回、日本は調査対象から除外されているが、まだほとんど普及していない。
また、患者の薬副作用の可能性についての警告を、かかりつけ医がネットで受け取る比率は、米国 23%、カナダ10%であるが、オランダでは93%を実現している。
Source: 2006 Commonwealth Fund International Health Policy Survey of Primary Care Physicians.
EHR(Electronic Health Record)とは (Wikipedia)
EHRは個人の医療・健康情報をデジタルフォーマットで配信する。EHRはセキュアかつリアルタイムの患者を中心とした情報を提供し、また医療現場で患者情報にアクセスすることによって臨床の意思決定を支援する。(中略)それはさまざまの場所、ソースから集められて作られた医療情報であり、EMR(電子カルテ)を含む。(後略)
EHR画面見本 (Wikipediaより)